路面は、乾いて見えても凍っていることがある

同じ号には、橋の上、トンネルの出入り口、日陰は凍結しやすく、凍結した路面は濡れているように見えるブラックアイスバーンもある、とある。自動二輪の項は「極力運転を避ける」。通勤などでどうしても出すなら、橋と日陰とトンネル出入口は速度を落とす。同じ号には「急発進、急ブレーキ、急ハンドルを避ける」ともある。見出しは歩行、自転車、自動車、自動二輪に分かれている。橋と日陰の列挙を、自動二輪の項の文として読まない。

JAF Mate(2025年11月9日)は、事故鑑定人の話として、外気温がプラス3℃以下になると状況によって路面が凍ること、気をつける場所として橋の上、トンネルの出入り口、日の当たらない場所を挙げている。これは四輪の記事である。路面の温度の話なので、二輪でも同じ場所が滑る。3℃は鑑定人が述べた目安で、バイクで測った実験値ではない。気温計が3℃を示したから凍っている、とも、3℃を超えたから乾いている、とも決めない。日陰と橋は、気温計より冷えていることがある、という注意として読む。

明らかに凍っている、対向車が滑っている、朝日がまだ当たっていない橋がある、という状態なら、加東署の「中止を検討する」に戻る。置いておく手順は冬の保管。

装備は、レバーに届くかで決める

走っているあいだは、止まっているときより風が当たる。風が熱を奪うので、同じ気温でも体は冷えやすい。メッシュなど、風を通す夏用の上着のまま出ない。どの温度からどの製品が足りるかは、このページでは書かない。製品の保温の数字を測っていない。

手袋は厚いほど、レバーとスイッチから指が遠くなる。エンジンをかけずに、手袋をはめたまま前ブレーキを引ききる。クラッチがある車はクラッチも引ききる。スクーターは左右のブレーキを引ききる。ウインカーとホーンに、その手袋の指が届くかも見る。届かない厚さは、その日の装備にしない。途中で指が動かなくなってから手袋を替える、では遅い。

シールドが曇ると、前の路面が見えなくなる。曇り止めは、そのヘルメットの取説に書いてある方法だけにする。取説にないシートを後から貼らない。首元と手首から風が入るなら、そこを塞いでから距離を延ばす。胴体だけ厚くしても、隙間から冷える。

車体側は、空気圧とオイル

寒い朝は、前日に温かい状態で測った空気圧より低くなっていることがある。出る前に、冷えたタイヤで車両の指定値に合わせる。理由と、走った直後に抜いてはいけないことは空気圧。

Honda ズーマーの取扱説明書は、寒冷地での使用はオイルの劣化が早まるので早めに交換する、と書いている。冬も繰り返し乗るなら、交換の間隔をノートの期間より短い側で見る。kmの読み方はオイル交換。ズーマーに書いてある条件を、書いていない車種の規則にはしない。

家を出る前のチェック

  • 気温と天候を見て、中止するかどうかを先に決めた
  • 経路の橋、日陰、トンネル出入口を、速度を落とす場所として分けた
  • 手袋のまま、ブレーキとクラッチ(または左右のブレーキ)が引ききれる
  • シールドの曇り止めは、ヘルメットの取説にある方法だけにした
  • 空気圧を、冷えた状態で指定値に合わせた

よくある失敗

  • 橋の上を、その手前と同じ速度で入る。加東署の号は、橋の上を凍結しやすい場所として書いている。
  • 濡れて見える路面を、雨だれだと思ってバンクさせる。同じ号は、ブラックアイスバーンは見分けにくいと書いている。
  • 夏用の手袋のまま出て、途中で指がレバーを引ききれなくなる。
  • 防寒を着込んだあとで、レバーに指が届かないことに走り出してから気づく。
  • 凍結していそうな路面で、前ブレーキを強く握る。
  • 空気圧を秋に合わせたまま、最初の寒い朝に出る。

参照した資料

2026年10月9日に照合した。3℃はJAF Mateが紹介した鑑定人の発言で、このサイトの測定ではない。