この記事でわかること
- 死骸を残さない理由
- 入れた当日に疑う、温度差と水質
- 数日後なら、過密・餌・追い回し・水温
- 全換水と薬の追加を先にしない理由
死骸を残すと、次の水質の原因になります。
- 01
死骸を網ですくう
残すと分解されてアンモニアの元になります。抜け殻とまちがえないよう、体が残っているかを見ます。
- 02
ほかの魚の呼吸と泳ぎを見る
水面で口を動かす、底で動かない、が複数匹なら、その水槽全体の問題を先に見ます。
- 03
水温計を読む
ヒーターの設定ではなく、水槽の数字です。魚の水温域から外れていないかを見ます。
- 04
アンモニアと亜硝酸を測る
試薬が手元にあるなら、この2つを先に測ります。立ち上げ中、過密、フィルター停止のあとに残りやすいです。
- 05
直前の作業をメモする
新しい魚を何匹入れたか、水換えの量、薬、ろ材を洗ったか、餌を多くしたか。
白い点、ヒレの溶け、綿のような付着物が残っているなら、 体調の見方 で症状の候補を分けます。何も残っていない死亡を、白点病とは呼びません。
入れた当日の死亡は、病気の名前より導入の手順を見ます。
| いつ死んだか | 先に疑う条件 | 残った魚への操作 |
|---|---|---|
| 袋を開けた直後 | 温度差。長い輸送の袋の水 | 同じ袋の水をさらに混ぜない |
| 当日〜翌日 | 水合わせが短い。立ち上げ不足 | 追加の購入を止める |
| 数日後 | アンモニア、亜硝酸、餌の残り、追い回し | 匹数を増やさない |
ジェックスの立ち上げ手順 (外部サイト) には、袋を浮かべて水温を合わせ、袋の水ごと入れる例があります。輸送が長いと袋の中のアンモニアが高くなることがあるため、水温だけ合わせて網ですくうやり方も使われます。どちらの手順でも、冷たい袋をすぐ開けて流し込むのは避けます。
水を張ったばかりの水槽なら、 立ち上げ期間 の検査が先です。アンモニアや亜硝酸が検出されているあいだに、死んだ分の代わりを買って入れない。
長く飼っていた魚なら、直近で変えた条件から追います。
- ヒーターが水面から出ていないか、停電がなかったか
- 水換えでほぼ全量を替えていないか。カルキは抜けていたか
- ろ材を水道水でまとめて洗っていないか
- 餌を増やしたあと、底に残りが無かったか
- 新しい魚に追われていなかったか。ヒレの欠け方が急でないか
水温が冬に下がった可能性があるなら 冬の水温 、餌が残っているなら 餌の量 、水が白いなら 白濁り です。エビも一緒に死んでいるなら ヌマエビのページ の、水換え直後の項を見ます。
購入店や、観賞魚を診られる獣医師へ伝えるときは、魚種、死んだ日時、水温、水質の数値、水槽に入れた日、写真があると状況が伝わります。数値が出ていなければ「測っていない」とそのまま伝えます。
死んだ日に、水槽をリセットしない。
- 原因が分かる前の全換水
- 病名が付く前の薬の追加
- 死んだ数だけ、その日に買い足す
- ろ材、底床、水を同じ日に全部替える
- 死骸や残った魚を排水や川へ流す
環境省 (外部サイト) は、飼っている魚を野外へ放さないよう案内しています。死骸も、生きた魚も、排水口と川には流しません。 水生生物の飼育についての案内 (外部サイト) も、最後まで飼うことと放流しないことを求めています。
体表に変化が残っているなら、
症状の記事で候補を分けます。
白い点、ヒレ、呼吸の見方は病気の記事です。死亡だけが起きているなら、このページの水質と導入の確認が先です。
よくある質問
魚が死んだら、水を全部換えた方がよいですか?
通常は、原因を見ないまま全換水しません。水温と水質がもう一度動きます。死骸を取り出し、残っている魚の呼吸と水温、可能ならアンモニアと亜硝酸を見てから、必要な部分換水にします。
入れたばかりの魚が死ぬ原因は何ですか?
当日なら、袋と水槽の温度差、輸送で悪化した袋の水、水合わせの短さが先に挙がります。立ち上げ直後なら、アンモニアと亜硝酸が残っていることも多いです。見た目だけで病名は決めません。
死骸はどう捨てますか?
網ですくい、自治体のごみ区分に従って処分します。川、池、トイレや排水へ流しません。環境省は、飼っている生きものを野外へ放さないよう案内しています。