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安いのはマネーフォワードです。ただ差は12月に縮み、決め手は記帳の画面になります。

2026年11月の年払い(税抜)では、個人・法人ともマネーフォワードが安いです。12月1日にマネーフォワードが個人向けを値上げすると、消費税の申告をする人どうしの差は8,400円から1,200円になります。そうなると、仕訳の画面を自分で見たいかどうかで選ぶことになります。顧問税理士がいるなら、その事務所が使うほうに合わせます。

状況ごとに、選ぶほうを決めておきます

状況 選ぶほう 理由
顧問税理士がいる 事務所が使うほう データを渡す手間が一番少ない
消費税の申告がなく、費用を抑えたい マネーフォワード パーソナルミニが年10,800円。freeeのスターターより960円安い
消費税の申告があり、11月中に年払いで決められる マネーフォワード パーソナルの最初の1年が改定前の15,360円で済む
確定申告が初めてで、簿記を学んだことがない freee 申告書を〇×の質問に答えて作る
簿記を学んでいて、仕訳を自分で直したい マネーフォワード 明細から作られた仕訳の候補を直して登録する形
社長1人の法人で、仕訳が年500件を超える freee マネーフォワードのひとり法人は仕訳が年500件まで。freeeの料金表には仕訳数の上限が書かれていない

どちらも銀行・カードの明細の取り込み、確定申告書の作成と電子申告、請求書の作成ができます。機能で差がつくのは消費税の申告とレシートの枚数くらいで、それも料金のプランで決まります。

年払いの料金を、同じ条件どうしで並べます

個人向け 年払い(税抜、2026年11月1日確認)
条件 freee マネーフォワード 11月中 マネーフォワード 12月1日から
消費税の申告なし スターター 11,760円 パーソナルミニ 10,800円 10,800円(据え置き)
消費税の申告あり スタンダード 23,760円 パーソナル 15,360円 22,560円
電話サポート付き プレミアム 39,800円 パーソナルプラス 35,760円 38,160円

消費税の申告をする個人が2年使った場合で計算すると、freeeのスタンダードは47,520円です。マネーフォワードのパーソナルは、11月中に年払いで契約すれば1年目15,360円と2年目22,560円で37,920円、12月以降の契約なら45,120円になります。

月払いにすると、1年でfreeeは9,600〜12,000円、マネーフォワードは今の料金で4,560〜4,800円、年払いより高くつきます。マネーフォワードの差は、12月1日から9,360〜12,000円に広がります。

freeeのプレミアムとマネーフォワードのパーソナルプラスは、月払いを選べません。

レシートの扱いは、安いプランほど差があります。freeeのスターターは撮影とアップロードを合わせて月5枚まで、マネーフォワードのパーソナルミニは読み取りが月15件までです。消費税の申告ができるプランでは、freeeのスタンダードが月10GBまで、マネーフォワードのパーソナルは12月1日から件数の上限がなくなります。

法人向け 年払い(税抜、2026年11月1日確認)
人数 freee マネーフォワード 現在 マネーフォワード 2027年6月1日から
1人 ひとり法人 35,760円 ひとり法人 29,760円 35,760円
3人まで スターター 65,760円+従量 スモールビジネス 53,760円 64,560円

1人用のプランは、制限の中身が違います。freeeのひとり法人は電話サポートと経費精算が付かず、メンバーは1人月1,000円で2人まで足せます。マネーフォワードのひとり法人は利用者が1人の法人しか契約できず、仕訳は1会計年度500件までです。freeeのスターターの「従量」は、経費精算を使った人1人につき月300円などの追加料金を指します。

記帳の画面は、freeeが「取引」、マネーフォワードが仕訳です

freeeでは、取り込んだ明細ごとに何の支払いかを選び、「取引」として登録します。取引はfreee独自の単位で、仕訳と入金・支払の状態をまとめて持ちます。確定申告書は〇×の質問に答えて作ります。freeeは個人向けの料金ページで「確定申告初心者でも使いやすい」とうたっています。

マネーフォワードでは、明細やレシートから仕訳の候補が作られ、それを確かめて登録します。仕訳を手で入力することもできます。借方・貸方や勘定科目を学んだことがある人には、こちらのほうが見慣れた形です。

どちらの画面が続けやすいかは、触ってみないと分かりません。freeeの個人向けは全プランを無料で試せ、法人向けは30日間、マネーフォワードは個人・法人とも1か月無料で使えます。同じ1週間分の明細を両方に入れると、違いがはっきりします。

確定申告はどちらも一番安いプランで足り、消費税で上のプランが要ります

個人の確定申告書は、freeeのスターターでもマネーフォワードのパーソナルミニでも作れて、電子申告で出せます。スマートフォンのアプリから電子申告するには、マイナンバーカードと、それを読み取れるスマートフォンが要ります(マネーフォワードの料金ページの注記)。

消費税の申告書を作れるのは、freeeはスタンダード以上、マネーフォワードはパーソナル以上です。国税庁によると、次のどれかに当たる人は消費税の課税事業者になり、申告が要ります。

  • インボイス発行事業者(適格請求書発行事業者)に登録している
  • 前々年の課税売上高が1,000万円を超えた(個人の場合)
  • 前年1月1日〜6月30日の課税売上高が1,000万円を超えた(個人の場合。給与の支払額で判定してもよい)
  • 課税事業者になることを選ぶ届出書を出している

法人の場合、freeeはひとり法人プランでも決算書を作れます。法人税の申告書を作る機能は、freeeでは会計とは別の「freee申告」(年払いのみ、月29,800円から)として料金一覧に載っています。マネーフォワードの法人向けに含まれる12のサービスにも、申告書を作るものは入っていません。法人税の申告を税理士に頼むなら、どちらも会計のプランだけで足ります。

顧問税理士がいるなら、その事務所が使うほうにします

どちらも税理士に帳簿を見てもらえます。freeeは税理士などのアドバイザーを無料で、人数の上限なく招待できます。マネーフォワードのひとり法人プランも、士業のアカウントは利用者の数に入れません。

ただ、事務所によって扱うソフトは決まっていて、片方しか受けないところもあります。税理士がいるなら、料金や画面を比べる前に、どちらを使っているかを聞いておきます。そのほうが、決算や申告のときにデータを渡す手間が少なく済みます。

公式サイトで無料トライアルを始めます

個別の紹介はfreeeのページとマネーフォワードのページに分けて書きました。プランごとの細かい制限はそちらにあります。

freee会計

マネーフォワード クラウド

よくある質問

どちらが安いですか?

年払い(税抜)で比べると、個人向けはどの区分でもマネーフォワードのほうが安いです。2026年12月1日からの料金では、消費税の申告をする個人の差は、freeeのスタンダード23,760円とマネーフォワードのパーソナル22,560円で1,200円です。法人1人用は、2027年6月1日からどちらも年35,760円になります。

会計ソフトが初めてなら、どちらですか?

freeeは申告書を〇×の質問に答えて作ります。仕訳の形で帳簿を見たいならマネーフォワードです。顧問税理士がいるなら、どちらが合うかより、その事務所が使っているほうに合わせます。

消費税の申告が必要なら、どのプランですか?

freeeはスタンダード(年23,760円)、マネーフォワードはパーソナル(2026年12月1日からの料金で年22,560円)からです。どちらも一番安いプランでは消費税の申告書を作れません。金額は年払い・税抜です。

途中で乗り換えられますか?

できますが、それまでの帳簿を移す手間がかかります。freeeは個人向けのプレミアム(年39,800円)以上に、他のソフトからの乗り換え代行が付きます。替えるなら、事業年度の切り替わりに合わせると移すデータが少なくて済みます。

法人と個人で、料金表は違いますか?

違います。どちらも個人向けと法人向けで別の料金表になっていて、社長1人の会社も法人向けの表から選びます。1人用は、どちらも「ひとり法人」という名前のプランです。

参照した資料

2026年11月1日に、次のページで料金と機能を照合しました。