記帳は「取引」の登録、申告書は〇×の質問で作ります
freee会計は、対応する1,000以上の口座やサービスから明細を取り込み、1件ずつ「何の支払いか」を選んで登録します。この登録の単位をfreeeは「取引」と呼び、仕訳と入金・支払の状態をまとめて持たせています。毎日触るのは取引の一覧で、借方・貸方を並べた仕訳帳ではありません。
確定申告書は〇×の質問に答えて作り、そのまま電子申告で出せます。ここまでは一番安いスターターでもできます。見積書と請求書も全プランで作れます。
合わないのは、簿記をすでに覚えていて仕訳を一行ずつ直したい人と、顧問税理士が別のソフトを指定している人です。前者ならマネーフォワードのほうが画面の作りが近く、後者は税理士に合わせたほうがデータの受け渡しで手間が増えません。
個人は、消費税の申告をするかでプランが決まります
| プラン | 年払い | 月払い | 増える機能 |
|---|---|---|---|
| スターター | 11,760円 | 1,780円/月 | 確定申告書、明細取得、請求書。レシートは月5枚まで |
| スタンダード | 23,760円 | 2,980円/月 | 消費税申告(インボイス対応)、レシートは月10GBまで |
| プレミアム | 39,800円 | なし | 電話サポート、税務調査サポート(30時間分)、乗換代行 |
| 入力おまかせ | 49,800円 | なし | 入力と仕訳の代行。月60件まで、61件目から1件70円 |
消費税の申告をしなければならないのは、インボイス発行事業者に登録した人と、前々年の課税売上高が1,000万円を超えた人です。前年1〜6月の課税売上高が1,000万円を超えた場合も課税事業者になります。どれにも当たらなければ、スターターで足ります。
スターターで引っかかりやすいのはレシートの枚数です。撮影もパソコンからのアップロードも合わせて月5枚までなので、経費の領収書を画像で残すならスタンダードにします。
月払いは割高です。1年使うと、スターターは21,360円で年払いより9,600円多く、スタンダードは35,760円で12,000円多くなります。プレミアムと入力おまかせは年払いしか選べません。
法人のひとり法人プランは、電話サポートなしの記帳用です
| プラン | 年払い | 月払い | 人数と違い |
|---|---|---|---|
| ひとり法人 | 35,760円 | 3,980円/月 | 1人。電話サポートと経費精算なし |
| スターター | 65,760円+従量 | 7,280円/月+従量 | 3人。電話サポートあり |
| スタンダード | 107,760円+従量 | 11,980円/月+従量 | 3人。経営分析のカスタムレポート |
ひとり法人プランでも決算書は作れます。freeeはこのプランを「一期目の決算を終えている法人」が記帳をクラウドに移すためのものとしていて、設立したばかりの法人には電話サポート付きのスターターを案内しています。人を足す場合、ひとり法人は1人月1,000円(年払い)で2人まで、スターター以上は経理担当者などを1人月300円(年払い)で上限なく足せます。
スターターとスタンダードの「従量」は、経費精算を使った人1人につき月300円と、一括で作った請求書などをfreeeからメールで送ったときの1件95円です。
法人税の申告書を作る機能は、freeeの料金一覧では会計とは別の「freee申告」(年払いのみ、月29,800円から)として載っています。
マネーフォワードとの差額は、12月1日に縮みますマネーフォワードとの差額は、年1,000円前後です
個人で消費税の申告がないなら、freeeのスターター(年11,760円)とマネーフォワードのパーソナルミニ(年10,800円)の差は960円です。
消費税の申告があると差が開きます。freeeのスタンダードは年23,760円、マネーフォワードのパーソナルは年15,360円で、8,400円違います。ただしマネーフォワードは2026年12月1日からパーソナルの年払いを22,560円に上げると発表していて、それ以降の新規契約と更新では差が1,200円になります。
消費税の申告がある場合も、freeeのスタンダード(年23,760円)とマネーフォワードのパーソナル(年22,560円)の差は1,200円です。
操作の違いや税理士とのやり取りも含めた比べ方は、freeeとマネーフォワードの比較に書きました。
申し込む前に、無料で試せます
個人向けは全プランを無料で試せて、クレジットカードの登録は要りません。法人向けも30日間無料で、こちらもカードを登録せずに始められます。
よくある質問
簿記が分からなくても、freeeは使えますか?
freeeは公式に「確定申告初心者でも使いやすい」としていて、申告書は〇×の質問に答えて作ります。日々の記帳も、明細ごとに何の支払いかを選んで登録する形です。仕訳を一行ずつ自分で直したいなら、マネーフォワードのほうが合います。
消費税の申告は、どのプランからできますか?
個人向けはスタンダードからで、年払いだと23,760円(税抜)です。スターターでは消費税の申告書を作れません。2026年11月1日に公式の料金ページで確かめました。
社長1人の法人なら、どのプランですか?
記帳が中心ならひとり法人プランで、年払い35,760円(税抜)です。メンバーは1人で、電話サポートと経費精算は付きません。freeeはこのプランを一期目の決算を終えた法人向けとしていて、設立したばかりなら電話サポート付きのスターター(年払い65,760円+従量課金)を案内しています。
月払いと年払いで、いくら違いますか?
1年使うと、スターターは年払いのほうが9,600円、スタンダードは12,000円安くなります(税抜)。プレミアムと入力おまかせは年払いしかありません。
参照した資料
2026年11月1日に、次のページで料金と機能を照合しました。
- freee「個人事業主向け料金プラン」 (外部サイト) (個人の年払い・月払い、消費税申告、レシート枚数、無料お試し)
- freee「料金プラン(新設法人向け)」 (外部サイト) (ひとり法人・スターター・スタンダードの料金、人数、従量課金、電話サポート)
- freee「法人向け会計料金プラン」 (外部サイト) (中小企業向けプランの比較表)
- freee「freee製品の料金一覧」 (外部サイト) (freee申告の料金)
- マネーフォワード クラウド「個人事業主/副業向け価格・料金プラン」 (外部サイト) (比較に使った料金)
- マネーフォワード クラウド「料金体系の一部改定について」 (外部サイト) (2026年12月1日からの料金)
- 国税庁 タックスアンサー No.6501「納税義務の免除」 (外部サイト) (課税事業者になる条件)