植える前と、育ってからの肥料を分ける
元肥は生育の初期に使う養分を用意します。追肥は、野菜が育って養分を使ったあとに補います。短期間で採る葉物と、実を長く収穫する野菜では、必要になる時期が違います。
培養土と肥料の両方を使う場合は、培養土に入っている肥料も含めて考えます。元肥入りだから栽培中の追肥がずっと不要になるわけではありません。
成分の数字は、まく量ではない
「8-8-8」は、肥料の重量に対して窒素・リン酸・カリがそれぞれ8%含まれるという表示です。1回に8gを使うという意味ではありません。製品を替えると成分の濃さも変わるため、同じグラム数で置き換えないようにします。
| 肥料の形 | 使う際のポイント |
|---|---|
| 粒状肥料 | 指定された重さを測り、置く場所も栽培案内に合わせる。 |
| 液体肥料 | 水で薄める倍率と使用間隔を守る。原液をそのまま与えない。 |
| 有機質肥料 | 効き方やにおいは原料で異なる。使う場所と製品の説明を合わせて選ぶ。 |
堆肥による土の改良と、不足する養分の補充は同じ作業ではありません。土づくりは土の選び方も参照できます。
「1㎡あたり」と「1鉢あたり」を区別する
畑の栽培案内にある肥料の量は、面積に対する指定です。その量を1鉢へ入れると多すぎることがあります。プランターでは、製品の容器栽培の説明、土の量、元肥の有無を合わせて量を決めます。
畑で「1㎡あたり」の量を使う場合も、指定の肥料成分と自分の資材が同じかを確かめ、実際の栽培面積から計算します。育てる野菜が変わったときは、前の量をそのまま使いません。
葉が黄色いだけで肥料を増やさない
肥料不足で色が薄くなることはありますが、水のやりすぎや根の傷みでも葉は黄色くなります。土が湿ったまま株がしおれている場合は、肥料を足す前に根の環境を見直します。
前回の追肥日、量、土の乾き、新しい葉の様子を振り返ります。肥料を多く入れると根が傷むこともあります。判断しにくい症状は葉が黄色くなったときへ。