再設定で直るのは1行目だけ。ほかは原因の場所が違います
ログイン画面に何が出ているかで、触る場所が決まります。いちばん近い行から始めます。
| 画面に出ていること | 入れるようにする操作 |
|---|---|
| ユーザー名かパスワードが違う、というエラー | 「パスワードをお忘れですか ?」から再設定します(手順) |
| 再設定したのに、メールが届かない | 迷惑メールを見ます。なければ別の管理者に変えてもらうか、phpMyAdmin で書き換えます(方法) |
| 正しく入れても、またログイン画面になる、または Cookie のエラーが出る | そのサイトのCookieを消します。直らなければサイトURLの設定とプラグインを見ます(順番) |
| プラグインやテーマを更新した直後から入れない | 更新したプラグインのフォルダだけ名前を変えて止めます(やり方) |
/wp-login.php を開くと404になる | パスワードの問題ではありません。URLか、ログインURLを変えるプラグインを疑います(管理画面のURLが開かない) |
| ログインした途端に真っ白。「重大なエラー」と出る | 管理者メールに届くリカバリーモードのリンクから入ります(白い画面の復旧) |
再設定のリンクは、登録したメールアドレスにしか届きません
WordPress日本語版の「パスワードのリセット」は、いちばん簡単な方法としてログイン画面のリンクを挙げています。
https://(サイトのアドレス)/wp-login.phpを開きます。- 「パスワードをお忘れですか ?」を押します。
- ユーザー名か、そのアカウントに登録したメールアドレスを入れ、「新しいパスワードを取得」を押します。
- 届いたメールのリンクを開き、新しいパスワードを決めます。
手順3で、普段使っている別のアドレスを入れてもメールは来ません。登録したのが制作会社の担当者のアドレスなら、届くのはその人の受信箱です。
管理画面に入れる別の管理者がいれば、もっと早く済みます。その人が「ユーザー」→「ユーザー一覧」から対象のユーザーを開き、「新しいパスワード」の欄で設定して保存すれば、新しいパスワードはすぐに使えます。
打ち間違いを短時間に何度も続けると、サーバー側でログインが止められている可能性もあります。エックスサーバーの機能一覧には、連続して失敗したログインを制限する機能が載っています。この状態で再設定を繰り返しても入れないので、使っているサーバーのマニュアルで解除の方法を調べます。
メールが届かないときは、別の管理者かデータベースから変えます
迷惑メールフォルダにもないなら、サイトがメールを送れていない可能性があります。公式の一般設定の説明も、WordPressからのメールが届かないときはサーバーのメール送信の設定を疑い、SMTPプラグインなどを使う手を挙げています。ただ、それはログインできてからの話です。
入れない今は、 Reset your password にある別の方法を使います。会社サイトで現実的なのは次の2つです。
- 別の管理者に「ユーザー一覧」から新しいパスワードを設定してもらいます。メールは要りません。
- サーバーの phpMyAdmin でデータベースを開き、
wp_usersテーブルの自分の行(user_loginの列で探す)を編集します。user_passの値を消して新しいパスワードを入れ、関数の欄で MD5 を選んで実行します。テーブル名のwp_の部分は、インストール時の設定によって違います。
データベースは、投稿や設定もすべて入っている場所です。別の行を書き換えると、ログイン以外も壊れます。phpMyAdmin を開く前に、データベースを書き出してコピーを残しておきます。公式も、自信がなければ助言を求めるよう注意書きを付けています。
入れたら、「設定」→「一般」の管理者用メールアドレスが、いま社内で読めるアドレスになっているかを見ておきます。一般設定の説明によれば、重大なエラーやリカバリーモードの知らせもこのアドレスに届きます。制作会社が作ったサイトでは、ここが担当者のアドレスのままになりがちです。
正しいパスワードで同じ画面に戻るのは、Cookie かサイトURLの食い違い
公式の Logging In は、ログイン画面が繰り返し表示される場合の対処を次の順で挙げています。
- ブラウザで、そのサイトのCookieを消します。別のブラウザで試しても切り分けになります。
wp-config.phpにWP_HOMEとWP_SITEURLが書かれていれば、値が実際に開いているURL(https か http か、www の有無まで)と合っているかを見ます。- データベースの options テーブルにある
siteurlとhomeの値を見ます。管理画面の「設定」→「一般」の「WordPress のアドレス (URL)」と「サイトアドレス (URL)」にあたります。 wp-content/pluginsフォルダの名前を一時的に変え、プラグインを全部止めて試します。
「設定」→「一般」の2つの欄が灰色で変えられないときは、wp-config.php に定数が書かれています。
Editing wp-config.php
によると、定数の値はデータベースの値より優先されますが、データベース側は書き換わりません。定数を消すと、データベースに残っていた古いURLに戻ります。
Cookie のエラーが出る場合、公式は、ブラウザでCookieを許可しているか、http と https が混ざっていないか、キャッシュのプラグインやサーバーのキャッシュが wp-login.php まで保存していないかを見るよう書いています。
手順4でフォルダ名を plugins_old などに変えて入れたら、名前を plugins に戻します。プラグインは無効のままなので、管理画面の「プラグイン」から1つずつ有効化します。また入れなくなったところで、原因が分かります。
更新した直後から入れないなら、そのプラグインのフォルダだけ止めます
どのプラグインを更新したか分かっているなら、全部を止める必要はありません。公式の
Recovery Mode
の記事は、FTP かサーバーのファイルマネージャで、wp-content/plugins/hello-dolly を hello-dolly-1 のように改名すれば、そのプラグインだけを止められると書いています。
ログインはできるが画面が白い、「重大なエラー」と出る、という場合は白い画面の復旧の手順になります。テーマの更新が原因のときも、そちらにテーマを切り替える方法を書きました。
入れるようになったら、止めたプラグインの名前と、どの版で止まったかを残しておきます。次の更新で同じ組み合わせを避けられます。
よくある質問
WordPressの管理画面にログインできないときは、何をすれば入れる?
パスワードが違うと出るなら、ログイン画面の「パスワードをお忘れですか ?」にユーザー名か登録メールアドレスを入れ、届いたメールのリンクで新しいパスワードを決めます。入力しても同じ画面に戻るならそのサイトのCookieを消します。/wp-login.php が404ならURLを、ログイン後に真っ白ならプラグインを疑います。
パスワード再設定のメールが届かないときは?
迷惑メールフォルダを見て、それでもなければ、別の管理者に「ユーザー」→「ユーザー一覧」から新しいパスワードを設定してもらいます。管理者が自分しかいないときは、公式が案内する phpMyAdmin で wp_users テーブルの user_pass を書き換える方法があります。触る前にデータベースのコピーを取っておきます。
参照した資料
2026年11月1日に、次のページで照合しました。