期待できることと、映像に残ることは違います。
| 期待 | 条件が合うと残ること | 残りにくいこと |
|---|---|---|
| 人が来なくなる | 本体や掲示が見えると、避ける人はいる | 隠したカメラ。決意した相手。減る割合 |
| 誰が来たか | 近くて明るい、斜め前からの顔、服装、荷物 | 真上、逆光、帽子、夜の遠い人 |
| 車が分かるか | 色、止めた位置、出入りの方向 | 斜め、夜間、流れるナンバー |
| あとから見せられる | 時計が合い、その時刻のファイルが残っている | 動き始めが欠けた検知録画。上書きで消えた日 |
警察庁の安全・安心まちづくり推進要綱 (外部サイト) は、自治体や事業者への働き掛けとして、犯罪抑止や犯罪発生後の対処に必要な画質と夜間撮影を、日本防犯設備協会の優良防犯機器認定制度(RBSS)なども参考に検討する、と書いています。抑止が何割になるかは、要綱にありません。
見える位置にないと、遠ざける役には立ちにくいです。
軒の裏や植木の中に隠すと、記録は残っても、来る前には気づかれません。門や出入口の手前から本体が見えると、避けて通る人はいます。それでも、犯罪が起きない保証にはなりません。
家庭でステッカーを貼るのは、カメラがあると知らせるためです。店舗で個人情報取扱事業者が入口に書く掲示は、撮られていると本人が分かるか、という別の話です。書き方は設置ステッカーです。
誰かまで言えるかは、顔の向きと、ファイルが残っているかです。
人が映っていることと、その人が誰かを映像だけで言えることは別です。近い、明るい、顔がレンズの方を向いている、時刻が合っている、そのファイルが上書きされていない。ここが揃うと、あとから説明する材料になります。真上から頭頂部だけ、夜で輪郭だけ、という映像は「人がいた」までは言えても、誰かは言いにくいです。
要綱は、保存期間について、用途や予算、プライバシーを勘案して総合的に判断する、としたうえで、事後に映像を確認する観点からは3カ月以上が望ましい、とも書いています。これは自治体や事業者への働き掛けです。家庭の玄関に同じ期間を義務づける規定ではありません。何日残るかの種類は録画の残し方です。
捜査へ渡すときは、元データを残して必要な範囲だけ切り出します。手順は警察へ映像を提供するときです。渡した映像が、その事件の証拠として採用されるかは、状況によります。このページでは断定しません。
個人情報保護委員会の通則ガイドライン (外部サイト) は、個人情報の例として「防犯カメラに記録された情報等本人が判別できる映像情報」を挙げています。 民間事業者向けのパンフレット (外部サイト) は、誰なのか分かる程度に顔が鮮明な画像を取得した場合に、個人情報を取り扱うことになる、と説明しています。自宅の家族が見るだけの使い方が店と同じ義務になるかは、個人情報保護法と映像で資料の範囲に分けています。
何メートル先か、法律上どこまでかは、別の記事です。
映像に入る距離と、顔が分かる距離は撮影距離です。道路や隣家を正面に入れるかは向きと撮影範囲の注意点です。このページは、付けたカメラに何を期待してよいかだけを分けます。
よくある質問
防犯カメラは、どこまで通用しますか?
人が近づくのをやめる場合と、あとから顔や車の特徴が分かる映像が残る場合に分かれます。犯罪が起きないこと、遠い顔が特定できることまでは、付けただけでは届きません。何m先まで映るかは、撮影距離の話です。
防犯カメラがあれば、犯罪は防げますか?
門や出入口の手前から本体や掲示が見えると、避けて通る人はいます。植木の中や軒の裏に隠すと、記録は残っても来る前には気づかれません。減る割合は、警察庁の要綱からは読めません。
映っていれば、誰かまで分かりますか?
近くて明るく、顔が斜め前から残っていれば、服装や顔の特徴をあとから見られます。真上、逆光、帽子、夜の遠い映像は、人がいたことまでで止まることが多いです。ファイルが上書きされていれば、それも残りません。