中間地(関東などの平地)の屋外栽培が目安です。寒冷地・暖地、標高、品種で時期が変わります。月の途中から始まる適期もあるため、種袋・苗のラベルと霜の予報を優先してください。
開花から収穫までが、適温に長く入る月を選ぶ
発芽適温は18〜20℃。発芽そのものは4℃以上で始まり、10℃程度でも日数は伸びますが発芽率は比較的高い、とタキイは書いています。適温なら5日ぐらいで芽が出ます。生育適温は12〜20℃で、25℃以上になると草勢が極端に弱くなり、次第に枯れ上がります。
このマニュアルの種まき月は、一般地の露地です。寒冷地と暖地は、種袋の地域欄が10月中旬〜11月中旬の外を指していればその月です。一部の品種を除き、生育の初期に一定の低温に遭わないと花芽ができない、とも書かれています。室内で暖かく育てて冬を飛ばす管理は、その条件から外れます。
エンドウをはじめマメ類の種は、水に浸してからまくと急な吸水で種皮が破れ、発芽を損なう場合があります。浸さずまきます。
種の月は同じで、ハサミを入れるサヤが違う
タキイは品種を、絹莢エンドウ、スナップエンドウ、実とりエンドウに分けています。草丈では高性、矮性、半矮性です。買う袋がつるありなら、春にネットの高さが要ります。越冬中の幼苗に、そのネットを先に張る必要はこのマニュアルに書かれていません。支柱とネットの寸法はスナップエンドウの育て方で、品種の高さに合わせます。
- 絹さやは、サヤの中の子実が少しふくらみ始めたころ。
- スナップエンドウは、子実が十分ふくらみ、サヤが鮮やかな緑色のうち。サヤごと食べます。
- 実えんどうは、子実がふくらんでサヤにしわが出始めたころ。
どれも採り遅れると硬くなります。実えんどうは栽培期間が長いので、元肥のチッソをやや多め(10平方メートル当たり120g程度)にする、とタキイは書いています。絹さやの追肥は土寄せのころ、開花期、収穫始めの3回。実えんどるとスナップは、サヤが太る時期に草勢を見て1回程度です。追肥の成分目安は、チッソで10平方メートル当たり30g程度の速効性化成。2月中旬までにうねの肩へ施し、同時に株元へ土を寄せます。この面積は畑です。
1穴に3〜4粒。本葉2枚までに1〜2本残す
根は過湿に弱いので、高うねにします。欠株を減らすため1穴に3〜4粒まい、本葉2枚くらいまでに1〜2本へ間引きます。残す株以外は、根元をハサミで切ります。引き抜くと、残す根を一緒に動かします。
鳥が多い期間は、まいたあとに不織布をべたがけするか、ポットで育ててから植えます。ポットは6cm。育苗は約30日で、本葉3〜4枚になったら根鉢を崩さず植えます。大きくなってから植えると活着が悪くなります。本葉1〜2枚のときに1〜2本へ本数を減らす、とも書かれています。
元肥の目安は10平方メートル当たり、チッソ70〜100g、リン酸100〜150g、カリ100〜150g。肥効の長い有機質を使う、としています。マルチは雑草を抑え、水と肥料を保持するために勧めています。プランターへこのグラムを割り戻す表は、マニュアルにありません。
12月下旬までに覆い、マメ科は3〜5年あける
適期にまいた株でも、霜が直接当たると傷みやすい、とタキイは書いています。株の上に笹の枝やわらをかぶせる方法と、寒さが厳しくなる12月下旬までにトンネル支柱へ不織布や寒冷紗をかける方法が挙がっています。風で飛ばないよう押さえます。資材の違いは寒冷紗と不織布です。
大きくなりすぎた株は、しっかり防寒する、とマニュアルは書いています。葉を切り戻して本葉2枚に戻す手順は載っていません。早まきだったなら、次の穴は月の後半にずらします。
マメ類の連作は極端に嫌うため、3〜5年以上あけます。連作すると立枯病などが出やすく、前年より生育が悪くなり収量が落ちる、と書かれています。同じ秋に大粒の種をまくそら豆とは、越冬の葉数が違います。そら豆の上限はそら豆の種まきです。
よくある質問
絹さや、スナップエンドウ、実えんどうは、まく月が違いますか?
タキイ種苗の秋まきの月は、一般地の露地で10月中旬〜11月中旬と一続きです。分かれるのは収穫で、絹さやは子実がふくらみ始めたころ、スナップは子実がふくらんでサヤがまだ緑色のうち、実えんどうはサヤにしわが出てからです。
冬までにつるが伸びました。ネットを今すぐ足しますか?
耐寒がいちばん強いのは本葉2〜3枚の幼苗で、大きくなりすぎた株は寒害を受けやすくなります。今張るネットで、進んでしまった株の大きさは戻りません。霜よけを先にします。