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霜をよけるか、春まで株を残すか

冬に夏野菜の苗は植えません。見るのは、霜が葉に触れるか、鉢の土が夜に冷えるか、今の株を春まで置くかです。

葉に霜を直接当てない

凍る寒さでは、比較的強い野菜でも生育が止まり、葉が傷むことがあります。タキイ種苗は、エンドウやソラマメが霜で傷みやすい、と書いています。

露地で使う資材は、ビニール、ポリエチレンフィルム、不織布です。寒冷紗も霜よけになります。ビニールのトンネルは昼に温度が上がりますが、夜は外気温と同じくらいまで下がります。

畝全体に不織布や寒冷紗を掛けるやり方を、サカタのタネはべたがけと呼んでいます。種まきや苗の植え付けのあとに掛け、保温、保湿、発芽のそろい、防虫、防鳥、防風、防霜をねらいます。支柱を使わず野菜へ直接かける方法を、タキイはべたかけとしています。周囲は留め具か土で固定します。軽いままにしておくと、風で飛ばされます。

寒冷紗は網、不織布は繊維のシート

不織布は、ポリプロピレンの繊維を織らずに圧縮したシートです。保温と霜よけがあり、光も通します。タキイは、冬の葉菜や根菜のべたかけ、うきがけ、トンネルがけに使う、としています。

寒冷紗は網目です。遮光、防寒、防虫に使います。目を細かくすると防寒は上がり、風と光は通りにくくなります。防虫ネットも霜よけに使えますが、タキイは寒冷紗より防寒の効果は低い、としています。

掛け分けの例もタキイにあります。レタス、小松菜、ほうれん草には不織布か、穴の開いた保温シート。エンドウとそら豆の霜よけには寒冷紗。大根、かぶ、にんじんは低温で花芽ができるため、穴のない保温シートが一般的、としています。

保温シートのうち農ポリは、タキイの比較表で霜への効果がほとんどないとされています。霜を止める目的で、農ポリ1枚だけは掛けません。

トンネルを晴れた日に閉め切ると、昼の温度が上がります。気温が上がる季節ほど、裾を開けるか、穴の開いたシートを使います。タキイは、小さな穴や直径5cmほどの穴があると、春先の換気の手間が減る、と書いています。

黒マルチは地温と草を同時に見る

寒い時期のマルチに、タキイはポリエチレンフィルムを使います。冬は、地温が上がりやすく雑草も抑える黒が向く、としています。透明は地温が上がりますが、光を通すので草も出ます。白黒のリバーシブルは、白を上にすると地温の上昇を抑えます。土を温めたい畝へ、白を上にして敷く使い方ではありません。

ほうれん草や玉ねぎには、あらかじめ穴の開いたマルチが便利、とも書いています。穴の間隔は、植える株間に合わせます。

この説明は畝のフィルムです。プランター用の寸法は書かれていません。鉢の表面を覆うときは、スナップエンドウの手順にある株元のわらのように、作物ごとの案内に合わせます。

鉢は底と横から冷える

タキイの固定方法は、畝の裾を土で埋めるやり方です。鉢は土が少なく、底と側面が外気に接します。不織布は株と土の表面にかけ、縁をクリップで留めます。ビニールで鉢を包んで閉じると、トンネルと同じで昼の温度だけが上がります。晴れた日は開けます。

水は、夏の回数のまま与えません。土が乾いてから、凍りやすい夕方を避けます。量と時間帯は冬の水やりです。受け皿に残った水は捨てます。

いちごは春の花のために寒さが必要です。鉢を暖かい部屋へ入れると、その条件から外れます。クラウンの深さと受粉はいちごの育て方にあります。

冬に葉を採るのは、秋にまいた株

タキイは、防寒資材があれば冬にほうれん草、春菊、小松菜、レタス、大根、かぶ、にんじんを栽培できる、と書いています。このサイトの中間地の表では、これらの種まきは秋です。冬にまいて、表の大きさまで同じ日数で育てる案内にはしていません。冬に採れるのは、秋にまいて残っている株です。

  • ほうれん草は9〜11月に種をまきます。11月まきは低温で葉の伸びが落ち、20cmは年をまたぐことがあります。
  • 小松菜の中間地は9〜10月です。11月にまくかは、種袋の地域欄だけを見ます。
  • 春菊は9〜10月。摘み取り型は下の葉を残して先端を切ります。
  • 水菜は9〜10月。小株で抜くなら、大株の株間は要りません。
  • リーフレタスの秋の苗は9〜10月です。同じ月に種をまいても、その月には採れません。
  • 葉ねぎは9〜10月に種をまきます。10月まきを、植え付け後50〜60日では見ません。
  • はつか大根の中間地と暖地は9〜10月です。冷涼地の秋まきは8月です。

大根の秋まきは8〜9月、にんじんの夏まきは7〜8月、ブロッコリーの苗は8〜9月です。10月に始めた株を、この表の冬収穫には入れていません。月のずれは10月では遅い野菜に分けています。

春まで置いて、翌春に採る

秋に植えて、冬は小さく保つ野菜です。スナップエンドウとそら豆は、大きくしすぎた株の方が、霜で傷みやすくなります。葉の枚数と、にんにくの根の張りは冬越しの株の大きさで作物ごとに違います。ベランダに置いたままにする株と、暖房の部屋へ入れない株は冬のベランダです。追肥の月はにんにくと玉ねぎで違います。

  • スナップエンドウの中間地は10月中旬〜11月中旬に種をまき、草丈10cm前後で冬を越します。
  • そら豆は10〜11月に種をまきます。越冬時の本葉が5枚を超えると、寒さで傷みやすくなります。
  • にんにくは9〜10月に鱗片を植え、球は翌年5月終わり〜6月です。
  • 玉ねぎの中間地は11月に苗を植えます。球は翌年4〜6月です。
  • いちごは10月に苗を植えます。冬に温めすぎると、春に花が咲く条件から外れます。
  • キャベツの10月の苗は、翌春に採る作型です。年内には追肥しません。

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