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冬の前に見るのは、葉の枚数か根の量か

12月に揃えて見る数字は、作物で違います。玉ねぎは大苗ほどトウ立ちしやすく、そら豆は本葉5枚以上で耐寒性が落ち、えんどうは本葉2〜3枚がいちばん寒さに強い、と各種苗会社が書いています。にんにくに葉数の上限はなく、寒くなる前に根が張っているかどうかです。

中間地(関東などの平地)の屋外栽培が目安です。寒冷地・暖地、標高、品種で時期が変わります。月の途中から始まる適期もあるため、種袋・苗のラベルと霜の予報を優先してください。

同じ「小苗で越冬」でも、枚数は揃っていません

冬に入るときの株。出典は作物ごとに違います
作物 冬の株 外れたときに起きること
玉ねぎ 定植時の目安は本葉3〜4枚、育苗55日前後(タキイ) 大苗・早植え・多肥・暖冬で、トウ立ちと分球。極端な小苗は越冬率と肥大が落ちる
そら豆 本葉5枚を超えない(サカタのタネ)。幼苗はマイナス5℃でも耐える 5枚以上で耐寒性が弱くなる。春に伸び始めると霜害を受けやすい
えんどう 本葉2〜3枚がいちばん強い。幼苗はマイナス7℃ぐらいまで(タキイ) 生育が進みすぎると寒害。直接霜が当たると、適期にまいた株でも傷む
にんにく 葉数の指定はない。地温20℃前後で植え、寒くなる前に根を張らせる(サカタのタネ) 遅植えは根が足りず、春の球が太りにくい。残暑の植え付けは病気が出やすい

いちごの冬の置き場所はいちごの育て方、キャベツの10月苗が春採りであることはキャベツに書いてあります。この表の四作物とは、見る数字が違います。

大きくなりすぎた株は、枚数を切り戻さない

参照したマニュアルに、葉を切って幼苗のサイズへ戻す手順はありません。タキイのエンドウは、大きくなりすぎた場合はしっかり防寒する、と書いています。そら豆も、本葉5枚を超えた株は寒害を受けやすくなる、という注意であって、抜き取りの指示ではありません。

覆いは、霜が葉に直接当たらないようにするためです。エンドウとそら豆に寒冷紗、という掛け分けの例はタキイの防寒資材の記事にあり、寒冷紗と不織布で資材の違いを分けています。トンネルを晴れた日に閉め切ると、昼の温度だけが上がります。

玉ねぎの大苗は、防寒ではトウ立ちの原因が消えません。原因に早植えと多肥が入っているので、年内に追肥を重ねないことが先です。止め肥の月は早生と貯蔵用品種の違いにあります。

まだ芽が小さいのは、遅まきの結果であることが多い

玉ねぎは、遅まきの小苗で越冬率が下がり、球の肥大も悪くなります。11月の定植に本葉3〜4枚が揃っていない苗を、無理に大株へ育てる追肥は、暖冬の進みすぎと隣り合わせです。ラベルの植え付け月を過ぎた苗は、翌年の球を同じ太さでは見積もりません。

にんにくは鱗片を植える作物なので、12月に葉が何枚かを他の野菜と並べません。見るのは、植えた日と地温です。サカタのタネは、寒くなりすぎたあとは根の張りが不十分で、春の球が太らない、と書いています。温暖地の寒地系は10月下旬〜11月中旬までFAQに残っています。12月は、袋にその月があるかだけを見ます。

えんどうの遅まきは、冬の寒さとは別に、初夏に25℃を超えて収穫期間が短くなる、とタキイは書いています。そら豆の秋まきを、種袋の最終月のあとまで延ばす根拠は、参照した一般地の暦にありません。袋に12月が残っていなければ、その袋の秋まきは終わりです。

よくある質問

大きすぎる株は、葉を切って小さく戻しますか?

タキイのエンドウは、大きくなりすぎた場合はしっかり防寒する、と書いています。葉を切り戻して幼苗の枚数に戻す手順は、玉ねぎ・そら豆・えんどうの参照したマニュアルにありません。覆いで霜を直接当てない方へ切り替えます。

12月にまだ芽が出ていません。追いまきしますか?

玉ねぎの遅まきは小苗になり、越冬率と球の肥大が落ちます。にんにくは寒くなりすぎたあとの植え付けで根が足りず、春の球が太りにくくなります。その週にまけるかは、種袋の地域欄に12月が残っているかで判断します。

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