中間地(関東などの平地)の屋外栽培が目安です。寒冷地・暖地、標高、品種で時期が変わります。月の途中から始まる適期もあるため、種袋・苗のラベルと霜の予報を優先してください。
同じ「小苗で越冬」でも、枚数は揃っていません
| 作物 | 冬の株 | 外れたときに起きること |
|---|---|---|
| 玉ねぎ | 定植時の目安は本葉3〜4枚、育苗55日前後(タキイ) | 大苗・早植え・多肥・暖冬で、トウ立ちと分球。極端な小苗は越冬率と肥大が落ちる |
| そら豆 | 本葉5枚を超えない(サカタのタネ)。幼苗はマイナス5℃でも耐える | 5枚以上で耐寒性が弱くなる。春に伸び始めると霜害を受けやすい |
| えんどう | 本葉2〜3枚がいちばん強い。幼苗はマイナス7℃ぐらいまで(タキイ) | 生育が進みすぎると寒害。直接霜が当たると、適期にまいた株でも傷む |
| にんにく | 葉数の指定はない。地温20℃前後で植え、寒くなる前に根を張らせる(サカタのタネ) | 遅植えは根が足りず、春の球が太りにくい。残暑の植え付けは病気が出やすい |
いちごの冬の置き場所はいちごの育て方、キャベツの10月苗が春採りであることはキャベツに書いてあります。この表の四作物とは、見る数字が違います。
大きくなりすぎた株は、枚数を切り戻さない
参照したマニュアルに、葉を切って幼苗のサイズへ戻す手順はありません。タキイのエンドウは、大きくなりすぎた場合はしっかり防寒する、と書いています。そら豆も、本葉5枚を超えた株は寒害を受けやすくなる、という注意であって、抜き取りの指示ではありません。
覆いは、霜が葉に直接当たらないようにするためです。エンドウとそら豆に寒冷紗、という掛け分けの例はタキイの防寒資材の記事にあり、寒冷紗と不織布で資材の違いを分けています。トンネルを晴れた日に閉め切ると、昼の温度だけが上がります。
玉ねぎの大苗は、防寒ではトウ立ちの原因が消えません。原因に早植えと多肥が入っているので、年内に追肥を重ねないことが先です。止め肥の月は早生と貯蔵用品種の違いにあります。
まだ芽が小さいのは、遅まきの結果であることが多い
玉ねぎは、遅まきの小苗で越冬率が下がり、球の肥大も悪くなります。11月の定植に本葉3〜4枚が揃っていない苗を、無理に大株へ育てる追肥は、暖冬の進みすぎと隣り合わせです。ラベルの植え付け月を過ぎた苗は、翌年の球を同じ太さでは見積もりません。
にんにくは鱗片を植える作物なので、12月に葉が何枚かを他の野菜と並べません。見るのは、植えた日と地温です。サカタのタネは、寒くなりすぎたあとは根の張りが不十分で、春の球が太らない、と書いています。温暖地の寒地系は10月下旬〜11月中旬までFAQに残っています。12月は、袋にその月があるかだけを見ます。
えんどうの遅まきは、冬の寒さとは別に、初夏に25℃を超えて収穫期間が短くなる、とタキイは書いています。そら豆の秋まきを、種袋の最終月のあとまで延ばす根拠は、参照した一般地の暦にありません。袋に12月が残っていなければ、その袋の秋まきは終わりです。
よくある質問
大きすぎる株は、葉を切って小さく戻しますか?
タキイのエンドウは、大きくなりすぎた場合はしっかり防寒する、と書いています。葉を切り戻して幼苗の枚数に戻す手順は、玉ねぎ・そら豆・えんどうの参照したマニュアルにありません。覆いで霜を直接当てない方へ切り替えます。
12月にまだ芽が出ていません。追いまきしますか?
玉ねぎの遅まきは小苗になり、越冬率と球の肥大が落ちます。にんにくは寒くなりすぎたあとの植え付けで根が足りず、春の球が太りにくくなります。その週にまけるかは、種袋の地域欄に12月が残っているかで判断します。