中間地(関東などの平地)の屋外栽培が目安です。寒冷地・暖地、標高、品種で時期が変わります。月の途中から始まる適期もあるため、種袋・苗のラベルと霜の予報を優先してください。
一般地の露地は10月下旬から。寒冷地の秋まきは凍りやすい
タキイの栽培マニュアルPDFは、気温が下がる秋にまき、耐寒性の強い幼苗で冬を越す、としています。播種の目安は一般地の露地で10月下旬から11月中旬。幼苗(本葉5枚まで)は寒さに強い一方、越冬時に大きく育った株は耐寒性が弱くなるので、無理な早まきはしない、と書いています。
発芽温度(地温)は15〜25℃。10℃以下と30℃以上では発芽率が悪くなる、とも同じPDFにあります。種が大きいので、発芽には酸素と水を多く使います。深くまくと酸素不足になりやすい、という理由で浅まきです。
同じ11月に苗を植える玉ねぎとの前後は、11月の作業です。
| 出典 | 種をまく | 冬の株 |
|---|---|---|
| タキイ(一般地の露地) | 10月下旬〜11月中旬 | 本葉5枚ぐらいまでは低温に耐える |
| サカタ「多空の春」(中間地) | 10月中旬〜下旬。定植は10月下旬〜11月上旬 | 本葉4〜5枚で越冬 |
| 同品種の寒冷地・春まき | 2月中旬〜下旬に無加温ハウス。3月中旬までポット | 秋まきの越冬を前提にしていない |
| サカタ「駒栄」 | 温暖地は10月上旬。暖地の露地は10月中・下旬 | 早まきはウイルスと、年内の進みすぎ |
多空の春と駒栄は品種の商品案内です。袋の地域欄がこの行と違えば、袋の月です。寒冷地の秋まきは凍害が出やすく、春まきが種袋に残っていることが多いです。暖地は月が前にずれる例が、駒栄の行にあります。
おはぐろを斜め下へ。頭は土から少し出す
サカタのタネの栽培レッスンは、9cmポリポットの育苗でも直まきでも、おはぐろを斜め下方に向けて土へ押し込み、種の頭部がわずかに見えるくらいにする、としています。水をやったあとに土が動いたら、薄くかけて落ち着かせます。芽は種まき後5〜7日。発芽地温の目安は20℃前後です。
直まきの株間は45〜50cm。1カ所にまく粒数は種袋に従います。タキイのPDFは、鳥が種を掘るので育苗して植える方法もある、と書いています。育苗の定植は本葉2〜3枚、育苗日数15〜20日程度。遅れると植え傷みしやすい、とサカタのタネは注意しています。
鉢で1株にするなら、この株間が収まる広さです。浅い標準プランターに数株並べる間隔ではありません。容器の見方は深さと容量にまとめています。
マメ科は3〜4年あける。石灰は種の2週間以上前
酸性に弱く、連作で障害が出やすい、とサカタのタネは書いています。同じ場所のマメ科は3〜4年休みます。畑は直まきまたは定植の2週間以上前に苦土石灰、1週間前に堆肥と元肥。1平方メートル当たり、苦土石灰約150g(3握り)、堆肥約2kg、化成肥料(8-8-8)約50g(1握り)がレッスンの例です。
生育適温は15〜20℃。25℃以上では生育が悪くなります。幼苗はマイナス5℃でも耐えますが、春先に伸び始めると霜害を受けやすくなります。土は耕土が深く、重い土が向く、とも書かれています。プランターは野菜用培養土で、この握りのグラムを鉢へ按分した数字はレッスンにありません。
シルバーマルチやアルミ蒸着テープは、アブラムシの飛来を減らすためにレッスンが挙げています。アブラムシはウイルスを運び、葉が縮んだ株は治らないので抜く、とサカタのタネは書いています。薬剤を使うなら、そら豆に登録のある製品の表示だけを見ます。
12月下旬までに、霜が葉へ直接当たらないようにする
タキイのPDFは、適期にまいた株でも霜が直接当たると傷みやすいので、寒さが厳しくなる12月下旬までに、トンネルの支柱へ不織布か寒冷紗をかける、と書いています。冬は風が強いので、被覆が飛ばないよう押さえる、ともあります。
不織布と寒冷紗の違い、鉢の縁の留め方は冬の霜よけです。葉の枚数を他の野菜と並べる表は冬越しの株の大きさに置いています。春に枝を6〜8本残す整枝と、サヤが下を向いてからの収穫はそら豆の育て方です。
よくある質問
種を一晩水に漬けてからまいた方が、芽は揃いますか?
タキイ種苗のエンドウのマニュアルは、エンドウをはじめマメ類の種を水に浸してからまくと、急な吸水で種皮が破れて発芽を損なう場合がある、と書いています。そら豆もマメ類に入るので、浸さず、おはぐろを下にした浅まきにします。
越冬のとき、葉が5枚を超えていました。抜きますか?
サカタのタネは、本葉5枚以上で耐寒性が弱くなり寒害を受けやすくなる、と書いています。抜く指示はありません。寒冷紗や不織布で霜を直接当てない覆いに切り替え、春に伸び始めてからの霜にも注意します。