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寒冷地の冬は、太った根を凍る前に抜き、種まきは春まで待ちます

寒冷地の冬に、一般地の栽培暦をそのまま使いません。サカタのタネの寒冷地・冷涼地の暦では、秋の植え付けは11月上旬までに終わり、大根の収穫は12月中旬までです。北海道の玉ねぎは春にまきます。

大根の収穫は12月中旬まで。肥大した根は凍る

サカタのタネの栽培暦で、寒冷地・冷涼地の大根は8月上旬〜下旬にまき、11月中旬〜12月中旬に採ります。大根は寒さに強い一方、肥大した根は凍害を受けます。収穫の目安は、外側の葉が垂れ、中心部の葉が横に開いて平らに見えたときです。遅れるとすが入ります。

にんじんの寒冷地・冷涼地の夏まきは6月中旬〜7月中旬で、栽培暦の収穫は10〜12月です。秋に掘って貯蔵するなら、土つきのまま1カ所にまとめ、上から土を掛けておきます。土から出た肩は緑色になり、採り遅れると根が裂けます。収穫の合図は冬の根菜にあります。

ほうれん草は−10℃に耐えるが、平均5℃で伸びが止まる

タキイのホウレンソウ栽培マニュアルは、低温に強く−10℃にも耐える一方、平均温度5℃で生育が止まる、としています。発芽は4℃まで可能です。寒さで枯れない株と、冬に大きくなる株は同じではありません。

サカタのタネの栽培暦で、寒冷地・冷涼地のほうれん草の秋まきは9月中旬〜10月中旬、収穫は12月までです。一般地の11月中旬まきや、タキイの中間地・暖地向けの12〜1月まき(3〜5月どり)は、寒冷地の暦にはありません。

寒冷地の秋の植え付けは11月上旬で終わる

この記事で開いたサカタのタネの栽培暦では、寒冷地・冷涼地に12月と1月の種まきや植え付けの行はありません。いちばん早いのは、冷涼地のそら豆の春まきで、2月上旬からです。地域の区分は資料ごとに違うので、表では資料の言い方をそのまま使います。

寒い地域の秋〜冬の作業の終わり(資料の地域区分のまま)
野菜 地域と時期 出典
玉ねぎ 北海道は春まき。3月上旬にまき、5月上旬に植える。寒冷地・冷涼地の秋まき(中晩生)は8月上中旬にまき、10月中下旬に植えて翌年7月に採る。東北の春まきの定植は3月下旬〜4月中旬 タキイ種苗、サカタのタネの栽培暦、農研機構の東北マニュアル
にんにく 寒地系を寒冷地で植えるのは10月〜11月上旬 サカタのタネのFAQ
そら豆 冷涼地の秋まきは10月上旬にまき、11月上旬に植える。春まきは2月上旬〜3月中旬 サカタのタネの栽培暦
ブロッコリー 寒冷地・冷涼地の夏まきは7月上旬〜8月下旬に植え、9月中旬〜11月下旬に採る サカタのタネの栽培暦

北海道の玉ねぎ品種は、14〜14.5時間ほどの日長で球が太り始める長日系です。タキイは、北海道の品種を本州で使うと肥大が遅れ、梅雨の高温多湿で腐りやすく、トウ立ちも起こりやすいので使えない、と書いています。種と苗は、住んでいる地域の作型で選びます。

寒起こしの20〜30cmは、関東南部以西の数字

JAあつぎは、厳寒期の1〜2月に菜園を20〜30cm粗く掘り起こし、土の塊を寒気にさらす、と書いています。土の塊の水が夜に凍り、昼に溶けて乾くことで塊が崩れます。この記事は関東南部以西の平坦地を基準にしています。

積雪で畝に入れない月の作業は、この記事の範囲の外です。深さと時期の数字は寒起こし、一般地の12月の作業は12月の作業にあります。

よくある質問

北海道でも、本州と同じように秋に玉ねぎの苗を植えますか?

植えません。タキイ種苗は、北海道は冬が大変寒く越冬が難しいので、一般に3月上旬に種をまき、5月上旬に植える春まきにする、としています。東北の春まきは、農研機構のマニュアルで3月下旬〜4月中旬の定植です。サカタのタネの寒冷地・冷涼地の秋まきは、10月中下旬に植え終わります。

雪の積もる畑でも、寒起こしで20〜30cm掘りますか?

JAあつぎの寒起こしの記事は、関東南部以西の平坦地を基準にしています。厳寒期の1〜2月に20〜30cm掘るという数字は、雪の積もる畑の時期と深さではありません。

参照した資料

2026年11月1日に、次のページで時期と数字を照合しました。

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