月はサカタのタネやタキイ種苗の栽培暦にある一般地(中間地。関東などの平地)の屋外栽培の目安です。寒冷地・暖地、標高、品種で変わり、月の途中から始まる適期もあります。種袋や苗のラベルに地域別の時期があれば、そちらが優先です。
大根は外葉が垂れてから抜く。太った根は凍る
サカタのタネは、秋ダイコンの収穫を種まき後60〜90日としています。見た目の合図は、外側の葉が垂れ、中心部の葉が横に開いて平らに見えるころです。葉全体が立っているうちは、食べられてもまだ適期ではありません。遅れると根にすが入り、味が落ちます。
大根は冷涼な気候を好み、寒さにも強い野菜です。ただし、肥大した根は凍害を受けます。低温にあうと花芽ができ、春にトウが立ちますが、この性質は品種で違います。太った株から順に抜き、細い株は目安に届くまで残します。
同社の栽培暦では、一般地の秋まきが8月下旬〜9月下旬で、収穫は10〜11月です。寒冷地・冷涼地は8月上旬〜下旬にまき、11月中旬〜12月中旬に採ります。株間や間引きは大根の育て方にあります。
にんじんは日数で掘り、肩が見えたら土を寄せる
三寸にんじんは種まきから100日程度、四寸・五寸は110〜130日程度で収穫期です。収穫が遅れると根が裂けます。土から出た肩は緑色になるので、見えたら土を寄せて隠します。
サカタのタネの栽培暦では、一般地の夏まきは7月中旬〜8月中旬で、収穫は10月中旬から翌年3月ごろまで続きます。冬のあいだ畑に置いて、必要な分だけ掘れる作型です。秋に掘って貯蔵するなら、土つきのまま1カ所にまとめ、上から土を掛けておきます。
本葉3〜5枚のころに10℃以下の低温にあうと花芽ができ、春にトウが立ちます。秋まきや春の早まきを避けるのはこのためです。ミニにんじんを鉢で育てるときの株間はにんじんの育て方にあります。
小かぶは直径4〜5cm。過ぎるとすとひびが出る
サカタのタネの目安は、小かぶが直径4〜5cm、中かぶが8〜10cm、大かぶが20〜30cmです。秋まきの日数は、小かぶ40〜50日、中かぶ50〜60日、大かぶ60〜90日。早採りしてもおいしく食べられます。遅れると、すが入ったり根にひびが入ったりします。
一般地の秋まきは7月上旬〜9月中旬で、収穫は11月中旬までです。小かぶは元肥だけで育ちます。中かぶと大かぶは、2回目と3回目の間引きのあとに1平方メートル当たり化成肥料約20gを追肥します。冬はビニールトンネルを掛けると防寒になります。プランターの株数は小かぶの育て方にあります。
根菜には、穴のない保温シートを使う
タキイの防寒資材の記事は、大根、かぶ、にんじんのように低温で花芽ができる野菜には、保温性の高い穴なしの保温シートを使うのが一般的、としています。レタス、小松菜、ほうれん草は不織布か穴あきの保温シートです。農ポリは霜への効果がほとんどありません。
同じ記事のトンネルの例では、保温シートで密閉し、日中のトンネル内が30℃を超えるようになったら直径5cmほどの穴を開けて換気します。資材の違いは寒冷紗と不織布、12月にまかない野菜は12月の種まきにあります。
よくある質問
大根の葉がまだ立っています。霜の予報が出たら全部抜きますか?
全部は抜きません。サカタのタネの収穫の目安は、外側の葉が垂れ、中心部の葉が横に開いて平らに見えたときで、葉全体が立っている株はまだ適期の前です。同じページは、肥大した根は凍害を受ける、としています。太った株から順に抜きます。
12月に、大根やにんじんの種をまき直せますか?
サカタのタネの一般地の栽培暦に、12月まきの行はありません。大根の秋まきは8月下旬〜9月下旬、にんじんの夏まきは7月中旬〜8月中旬です。タキイの防寒資材の記事にあるトンネルの例は、2月ごろに畝を作って穴なしの保温シートで覆い、3月下旬から小かぶとミニにんじんを採る作り方です。
参照した資料
2026年11月1日に、次のページで時期と数字を照合しました。
- サカタのタネ「ダイコンの育て方・栽培方法」(園芸通信、2025年5月13日更新) (外部サイト) (収穫の目安、凍害、地域別の栽培暦(画像))
- サカタのタネ「ニンジンの育て方・栽培方法」(園芸通信、2025年5月13日更新) (外部サイト) (収穫日数、貯蔵、トウ立ち、地域別の栽培暦(画像))
- サカタのタネ「カブの育て方・栽培方法」(園芸通信、2025年5月13日更新) (外部サイト) (収穫の直径と日数、追肥、冬のトンネル)
- タキイ種苗「野菜の防寒対策に必要な防寒資材」 (外部サイト) (タキイの通販サイトの記事。筆者は麻生健洲氏)