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12月にまくなら、覆いを掛けたほうれん草と小松菜です

このサイトで扱う30種に、一般地の露地で12月にまく時期はありません。まけるのは、トンネルや不織布で地温を取るほうれん草と小松菜で、収穫は年明けから春です。玉ねぎの苗は、サカタのタネの暦で中生・中晩生が12月上旬ごろまで植えられます。

月はサカタのタネやタキイ種苗の栽培暦にある一般地(中間地。関東などの平地)の屋外栽培の目安です。寒冷地・暖地、標高、品種で変わり、月の途中から始まる適期もあります。種袋や苗のラベルに地域別の時期があれば、そちらが優先です。

12月まきのほうれん草は、3〜5月に採る

タキイ種苗の中間地・暖地向けの解説は、収穫の季節で種まきを分けています。10〜12月に採る秋〜年内どりは9月上旬〜10月中旬まき。1〜2月に採る冬どりは10月中下旬まきで、暖地では11月も可能です。3〜5月に採る春どりは、12月〜4月にまきます。

12〜1月にまくと、発芽から生育の初期が低温になります。中間地では有孔のビニールトンネルや不織布で地温を取る、と解説は書いています。株間は5cm。2月まき以降は5〜7cmです。もとは産地向けの記事ですが、冬どりの項では、家庭菜園なら不織布のべたがけでも十分としています。

露地の秋まきは、サカタのタネの一般地で11月中旬までです。11月中旬にまいた株の収穫は翌年1〜2月で、12月にまいた株がその冬のうちに草丈20cmになることはありません。

タキイのホウレンソウ栽培マニュアルでは、生育適温は15〜20℃。−10℃にも耐えますが、平均温度5℃で生育が止まります。霜で甘みが増すというサカタのタネの説明と収穫の草丈はほうれん草の育て方にあります。

小松菜は、トンネルなら3月上旬までまける

サカタのタネの小松菜の栽培暦は、一般地・暖地の露地の種まきを3月中旬〜10月中旬としています。同じ暦に「トンネル栽培で10月下旬〜3月上旬まき、12月下旬〜4月収穫が可能」という注記があります。本文にも、冬期はビニールトンネルをすると書かれています。

12月にまくなら、ビニールのトンネルを掛けてからまきます。暦で12月下旬に採れるのは10月下旬にまいた株で、12月にまけば収穫は年明け以降です。秋まきの50〜80日という日数は、露地の秋の数字です。

玉ねぎの苗は、中生・中晩生なら12月上旬ごろまで

サカタのタネの栽培暦は、一般地の定植を早生が11月中下旬、中生・中晩生が12月上旬ごろとしています。タキイ種苗の本州の秋まきは、9月まき・11月定植です。苗のラベルの品種名で、早生か中生以降かを見分けます。

遅れて植えた小さな苗は、越冬率と球の肥大が落ちます。苗の太さと植える深さは玉ねぎの苗を植える時期にあります。

11月まで延ばせるのは暖地。寒冷地の露地は対象外

ほうれん草の冬どりを11月まきまで延ばせる、とタキイが書いているのは暖地です。中間地のその作型は10月中下旬まきで、12月ごろから被覆資材で生育温度を取ります。寒冷地の露地は、この中間地・暖地向けの解説の対象外です。雪の前に抜く根と、春まきに回す玉ねぎは寒冷地の冬にあります。

発芽そのものは、タキイのマニュアルで4℃まで可能です。25℃以上では発芽率が下がり、35℃以上では発芽しません。12月に問題になるのは暑さではなく、まいたあとの低い気温で葉が伸びないことです。

豆、にんにく、根菜、ブロッコリーは、植える時期が過ぎている

店頭に種や苗が残っていても、一般地の暦では時期が終わっています。種袋の地域別の時期に12月が入っていなければ、追いまきはしません。

すでに育っている株を採る話は冬の収穫、11月までに植える野菜は10月・11月に植える野菜にあります。

よくある質問

小松菜を12月にまいても育ちますか?

トンネルを掛ければ育ちます。サカタのタネの栽培暦には、トンネル栽培なら10月下旬〜3月上旬にまき、12月下旬〜4月に収穫できる、という注記があります。露地の種まきは一般地で10月中旬までです。発芽地温は20〜30℃なので、12月はトンネルを閉じて地温を取ります。

暖地なら、にんにくの鱗片は12月でも植えられますか?

植えません。サカタのタネのFAQで、暖地系の植え付けは8月下旬〜10月下旬、寒地系を温暖地で植える場合も10月下旬〜11月中旬です。同社の栽培記事は、寒くなりすぎてから植えると根の張りが足りず、春に球が太らないとしています。

参照した資料

2026年11月1日に、次のページで時期と数字を照合しました。

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