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12月は、豆に霜よけを掛け、鉢のにんにくに追肥し、秋に育てた株を採ります

12月は、植えるより手入れと収穫の月です。えんどうとそら豆には下旬までに霜よけを掛け、プランターのにんにくと早生の玉ねぎに肥料を足します。新しくまけるのは、トンネルや不織布で覆うほうれん草と小松菜だけです。

月はサカタのタネやタキイ種苗の栽培暦にある一般地(中間地。関東などの平地)の屋外栽培の目安です。寒冷地・暖地、標高、品種で変わり、月の途中から始まる適期もあります。種袋や苗のラベルに地域別の時期があれば、そちらが優先です。

えんどうとそら豆は、下旬までに不織布か寒冷紗で覆う

タキイ種苗のソラマメとエンドウの栽培マニュアルは、どちらも寒さが厳しくなる12月下旬までに、トンネル支柱へ不織布か寒冷紗を掛けるとしています。適期にまいた株でも、霜が葉に直接当たると傷むからです。冬は風が強いので、裾はしっかり押さえます。えんどうには、株の上に笹の枝やわらをかぶせる方法もあります。

覆う前に、株の大きさを見ます。えんどうは本葉2〜3枚のころがいちばん寒さに強い、とタキイは書いています。そら豆は、タキイが本葉5枚までは寒さに強いとし、サカタのタネは越冬時の本葉が5枚以上になると耐寒性が弱くなるとしています。大きく育った株ほど、しっかり覆います。葉を切って小さくする手順は、どちらのマニュアルにもありません。

葉の枚数は冬越しの株の大きさ、布の違いは寒冷紗と不織布で比べています。種まきの時期は過ぎました。タキイの一般地の露地で、そら豆は10月下旬〜11月中旬、えんどうは10月中旬〜11月中旬です。

12月に追肥するのは、鉢のにんにくと早生の玉ねぎ

12月前後の追肥。量の単位は出典ごとに違います
株 12月 その後
にんにく・プランター 1回目。幅65cmに8-8-8を20g(サカタのタネ) 2月と3月に同じ量
にんにく・畑 追肥しない 2月上旬と3月上旬に1平方メートル当たり30gほど(タキイ)
玉ねぎ・早生 1回目は12月下旬〜1月上旬 止め肥は2月上中旬
玉ねぎ・中生〜中晩生 追肥しない 1月上旬、2月上旬。止め肥は3月上旬

鉢の20gを、畑の1平方メートルに当てはめません。グラムの読み方は冬の追肥にあります。

いちごは11月に1回目の追肥を済ませています。サカタのタネの鉢植えでは、次は2月中旬です。肥料が多すぎると花芽が付かず、葉とランナーばかりになるので、12月には足しません。秋に植えた春どりのキャベツも、年内は追肥しません。

秋に育てた葉と根、ブロッコリー、夏まきのキャベツを採る

12月に採るのは、夏から秋にまいたり植えたりして残っている株です。ほうれん草、小松菜、春菊、水菜、リーフレタス、大根、にんじん。夏に植えたブロッコリーの花蕾も、この月に切ります。サカタのタネの一般地の暦で、夏まきのキャベツは10月から翌年1月まで球を採ります。

11月に植えた秋まきのキャベツは別です。球は翌年4月下旬〜7月上旬に採ります。玉ねぎ、にんにく、そら豆、えんどう、いちごも、収穫は翌春から初夏です。

葉の草丈は冬の収穫、根菜の抜きどきは大根・にんじん・かぶの冬、花蕾はブロッコリーの冬の収穫にあります。

空いた畝の寒起こしは、1月から

JAあつぎの寒起こしは、厳寒期の1〜2月に20〜30cmを粗く掘り、土の塊を寒気にさらす作業です。基準は関東南部以西の平坦地。植わっているにんにく、玉ねぎ、えんどう、そら豆の下は、この深さで返しません。

12月は、夏野菜を片付けた跡と、今の株が根を張っている場所を分けておきます。1月の手順は1月の作業、深さと石灰の順番は寒起こしです。雪で畑に入れない土地の冬は寒冷地の冬で扱っています。

12月にまけるのは、覆いを掛けるほうれん草と小松菜

このサイトで扱う30種に、一般地の露地で12月にまく時期はありません。まけるのは、覆いで地温を取る2種類です。

タキイの中間地・暖地向けの解説で、12〜1月にまくほうれん草は3〜5月に採る春どりです。中間地では有孔のビニールトンネルか不織布で地温を取り、株間は5cmにします。1〜2月に採る冬どりは10月中下旬まきで、11月まで延ばせるのは暖地です。

小松菜は、サカタのタネの暦にトンネル栽培の注記があります。10月下旬〜3月上旬にまき、12月下旬〜4月に採れます。どちらも、12月にまいた株が採れるのは年明け以降です。

玉ねぎの苗は、サカタのタネの一般地の暦で中生・中晩生が12月上旬ごろまで植えられます。タキイの本州の定植は11月です。詳しくは12月に植える野菜にあります。

よくある質問

12月に、トマトやきゅうりの苗は植えられますか?

植えられません。ミニトマトの苗は遅霜の心配がなくなる4月末〜5月、きゅうりの苗はサカタのタネの一般地で5月中旬〜6月中旬に植えます。

空いた畝を、12月のうちに深く掘りますか?

まだ掘りません。JAあつぎの寒起こしは、厳寒期の1〜2月に深さ20〜30cmを粗く掘る作業です。基準は関東南部以西の平坦地です。12月は、植わっている畝と空いた畝を分けておきます。

参照した資料

2026年11月1日に、次のページで時期と数字を照合しました。

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